2010年 06月 07日
Samuel Barber |
今年、生誕100周年を迎えた作曲家サミュエル・バーバー。
とても尊敬する作曲家の一人です。
彼の作品の中でも特に好きなのが「弦楽のためのアダージョ Op.11」
この曲は映画や沢山のテレビドラマなどで使われているので
知っている方も多いと思います。
ジョン・F・ケネディの葬儀で使用された後
訃報や、葬送などでの定番曲として使われるようになったようですが
バーバーは 「葬式のために作った曲ではない」と不満を述べたそうです。
彼は歌手(バリトン)でもあり、ピアニストでもありました。
1日の仕事を始める前には、バッハ を弾き。
とりわけスクリャービンやラフマニノフに心を寄せていたようです。
26歳の時にローマに留学していますが「弦楽のためのアダージョ Op.11」は
その頃につくったのかな?って以前から思ってます。
勝手な想像ですがイタリアの教会の中で降りて来た曲なんじゃないかなって。。。
初演は留学の2年後にあたる1938年11 月5日に、
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮・NBC交響楽団によって行われています。
Santa Margherita dei Cerchiに行った時も想ったのですが、
いつかヨーロッパの教会で弦楽のためのアダージョを聴いてみたいです。
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サミュエル・バーバー
Samuel Barber
1910年03月09日~1981年01月23日
[サミュエル・バーバー 人物情報]
アメリカの作曲家。1910年ペンシルバニア州ウェストチェスターに生まれる。
フィラデルフィアのカーティス音楽院で「フリッツ・ライナー」に指揮を、
「スカレロ」に作曲を学ぶ。
1935年ピューリツァ賞、アメリカ・ローマ賞など。
映画「プラトーン」に使用された「弦楽のためのアダージョ」が有名。
by deepfield_blog
| 2010-06-07 06:59
| MUSIC